グループ展「墨の彩」告知と今後の話
- 紫昏たう
- 10月25日
- 読了時間: 4分
更新日:10月26日

墨で表現された8名の作家による作品展「墨の彩」に今年も参加させていただきます。
「藍のフィナーレ」をテーマに描き下ろした新作4点と旧作3点の展示、グッズをご用意しております。
秋も深まった頃、近鉄奈良駅から東大寺まで続く道すがら、興福寺や猿沢池のほとりにある会場のホテルでは、作品の鑑賞や購入の他、墨運堂さんの画材体験や購入などお楽しみいただけます。
【展示情報】
期間 | 2025/11/1(土)ー11/9(日)
休廊 | 11/4(火)
在廊 | 11/1(土)・11/2(日)
時間 | 12時ー18時|最終日:12時ー17時
会場 | ホテルギャラリー天平ならまち
住所 | 〒630-8218 奈良県奈良市樽井町1−1
協賛 | 株式会社墨運堂
最寄 |近鉄奈良駅 3番出口 より徒歩約7分


<目次>
新作「藍のフィナーレ」と旧作について
古くから親しまれてきた日本文化の色「藍」には、様々な青が広がっています。
(左は大学生の時の課題、中央は染司よしおかの店内、右は地元の海岸です。)
代表的な染色技法として、藍染は、海のように透き通った深い色の染液に浸した布が、最初は明るい青に染まり、回数を重ねるごとに暗い青に変わります。
純粋な青もあれば、紫系や緑系もあり、それぞれ白に近い色から黒に近い色まで空のように移り変わる全てが藍色。
今回は、そんな藍色の画材を使って、「藍のフィナーレ」という題の作品を描きました。
波に漂う巫女『渚』のシーンから始まり、生花屋(植物学者)『裁ち花』、巫女『呼び花』、それぞれのキャラクターが役目を果たして、やがて『渚』の記憶を継承する舞人『奏』へシーンが移ります。


具体的なキャラの設定を今は言葉にしませんが、絵の中に色々なモチーフを散りばめました。
死という痛みや現世の願いが、自然と一体になることで手放され、新しい命が生まれ、ある旅に向かうこの物語は、今後も続いていくもので今回は序章の一部となります。
波のように不規則なリズムで永遠に息づく世界の重なりを、墨や顔彩、アクリルガッシュなどの画材を使って表現しました。
新作は、大きめのパネル作品2点と丸窓の額装作品2点を展示いたします。
旧作は、『帰巣』『巣立』『烏有』を展示いたします。
ぜひ現地で全体の迫力から繊細な質感までご覧いただけたら幸いです💐
原画販売について
展示作品7点の内、3点を販売いたします。
現地優先で、おひとり様1点までです。
初日の1日(土)のみ、整理券の配布を11:50から行います。
※番号はランダムになります。
番号順に作品購入の受付を行い、会計については整理券に記入された時間で受け付ける方式です。
混雑が緩和されたら、フリー入場となります。
詳細は展示公式サイトよりご確認ください。
通販について
【原画】
期間|11/5(水)ー11/9(日)
【グッズ】
期間|11/8(土)ー11/24(月)
BOOTHでは、新作のクリアしおりセットやステッカー、旧作の複製原画やポスター、画集などを販売いたします。
海や空の透き通った深い藍を表現した新作「藍のフィナーレ」のグッズの詳細は、後日SNSにてお知らせいたします!
今後の話

今年の活動について、グループ展後にお仕事等のお知らせが3つほど、できるかと思います。
嬉しいご報告になれば幸いです...💐
来年について、まず、2月〆切のコンペに向けて自主制作に集中する予定です。書類審査が通った場合は、5月に東京で展示発表となります。
それまでは、展示やイベントのスケジュールを立てておらず、ご依頼や通販をメインとした活動をしていきます。
正直、生活や活動の持続性への不安や緊張感もありますが、今まで絵を描いて出会ってきた全てが真実なので、今後も取り組みたいこととできることをマイペースに続けていきます。
私にとって絵は、自由になれる舞台で外と繋がるキッカケです。
どんどんそういう作品を描けるようになりたいな...
最近、ファンの方や知人から「応援しています」と伝えていただけることが増えて、不思議に思いながら、何か届けられたなら嬉しいなと感じております。
いつも、本当にありがとうございます!
紫昏たう
精神を開放するイラスト表現を目指して和装少女を描いています。制作した作品を媒体に、展示イベントの企画・参加や広告、装画、キャラクターデザインなど企業や個人とお仕事をしています。




























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